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特別支援教育時代にあっては、医療機関をはじめとする地域に存在する様々な資源との連携が大切だと言われています。自閉症の子どもの支援にとっての地域で連携を築くことの意義について教えて下さい。
①自閉症に見られる連携の視点
特別支援教育を進めるにあたって「連携」の構築は、とても重要です。中でも親を含めた家族全体の支援を重視する自閉症支援にとって、「連携」は、最も重要な視点の1つと言えるでしょう。その理由のうち、3つの点を上げながら方策を考えていきたいと思います。

まずは、「般化の問題」です。般化とは、学習の最も重要な要素です。教育者すべてが教育活動でねらうべき最も大切な視点だと言い換えることもできます。般化は、正確に言うと特定の状況下で身についた行動が、他の状況でも現れた時のことをいう「刺激般化」と、特定の状況下で身についた行動そのものの頻度強度が上がる「反応般化」とに分けて考えることも必要です。「刺激般化」と「反応般化」に分けて考えることによって、より一層、般化の視点を重要視するのに役立つからです。この「般化」の困難が自閉症にはあって、場合によっては、教育の成果が家庭や地域での生活に反映されづらく、惜しみない協力関係(連携)を進めなければ、専門家と保護者が対立してしまうような事態になりかねません。両者は、「般化」の困難はそもそも存在し、連携を進めながらこの困難に対応していくことを目指したいと思います。

次に「一貫性と継続性」です。乳幼児期から、思春期、成人期にかけての心身の成長にともなう変化は、良かれ悪しかれ想像をはるかに超えることがあります。特に「思春期の嵐」と呼ばれる第二次性徴期は、行動が大きく乱れることもあり、その事態に備えて、何年も前から自立的な生活を心掛けたり、本人に拒否や注意喚起をしやすいような代替えのコミュニケーション・ツールを身に付けさせたりする努力が必要です。それでも不測の事態が生じることがあり、そこで役立つのが連携です。できれば家族が連携のキーパーソンとなり、お子さんに関わった多くの専門家やボランティアなどを繋いでいきたいと思います。

最後は、「今の充実」です。医療、福祉、心理士や作業療法士などの専門家と連携し、体調の管理や行動面について、支援を受けたいと思います。また、ボランティアや放課後のヘルパーらとの連携も重要な要素です。プールや公民館、レスパイトサービスなどの社会資源の開拓も重要であり、将来の地域での生活にも役立つ大切な要素となります。
②「個別の教育支援計画」を活用しよう
平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」では、特別支援教育を支える上での具体的な仕組みとして、①多様なニーズに適切に対応するための「個別の教育支援計画」の策定、②構内や関係機関を連絡調整するキーパーソンの「特別支援教育コーディネーター」の指名、③質の高い教育的支援を支えるネットワークである「広域特別支援連携協議会」等の設置の「3つのツール」を上げています。その後、各地で様々な取り組みも始まり、特別支援教育の体制づくりは、確実に進歩しています。ここでは、障害のある子どもに関わる様々な関係者(保護者、教育、医療、福祉等関係者など)が子どもの情報を共有化し、教育的的支援の目標や内容、関係者の役割分担などについて計画を策定するための、「個別の教育支援計画」活用のポイントについて再確認したいと思います。
③プロセス重視のチームアプローチへ
個別の教育支援計画を活用するにあたって大切なことは、作成段階から「連携」を意識することです。

障害のある子どもを生涯にわたって支援する視点から、一人ひとりのニーズを把握して、関係者・機関の連携による適切な教育的支援を効果的に行うことが大切です。特に、この計画の策定、実施、評価(Plan -Do-See)のプロセスを通して、教育的支援をよりよいものに改善していく必要があります。そのためには、関係者間でどのような話し合いが行われたかを重視して(プロセス重視)、障害のある子どもを中心位コミュニケーションが促進されていく方向へ改めて軌道修正する必要があるかもしれません。

たとえば、学校や関係機関からの情報を保護者に仲介(管理)してもらいながら、個別の教育支援計画を情報交換のための道具として活用したり、メーリングリストやインターネットを利用したTV会議システムを活用したりする試みがされています。
行動面への直接的な対応だけでなく、お子さんの持つ特性を理解し、出来ることを増やすことで、困った行動を減らすことが出来ます

たすくではアセスメントを行ってお子様の特性を理解することで、お子様の能力を伸ばし、結果として困った行動を減らすアプローチも行います。

たすくでは様々な観点から問題にアプローチし、お子様が幸せに生きていくステップに伴走致します。

私たちは、お子様が自分で意思決定し、一人の大人としての自立することをサポートする専門家集団です。定型発達のお子さんが得ている選択肢を、達成感を、そして成長を、発達に凸凹があるお子さんにも届けたいと考えております。

お子さんに、福祉サービスだけではなく、通常の塾のような教育的なサポートを行いたいと考えておられるご家族に最適なサービスをご提供することを約束致します。

お子さんの可能性を信じ、お子さんの能力を最大限に発揮させてあげたいと考えておられるご家族との出会いが私たちの幸せです。

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発達障害のお子さんとその親御さんの悩みを、たすくの先生がより深掘りしお答えするコーナー。
意に沿わないことがあると、子どもが暴言や暴力をふるうんです…。
来年小学校に上がるのに、通常の学級にするか、個別支援学級にするか迷っています…。
子どもが外出時、思いどおりにならないと大泣きするんです…。
子どもが自分の頭を壁にガンガン打ちつけるんです…。
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7つのキーポイントの最新の情報と、実践の事例について教えて下さい。

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